『問題解決の第一歩』
我々の直面する重要な問題は、
その問題をつくった時と同じ思考のレベルで
解決することはできない。
どんな問題でも、
無意識のうちに、
その問題をつくった時と同じ思考のレベルで解決しようとしてしまいます。
そのことに気づくことができるかどうかが、
問題解決の第一歩であると思います。
『急がば回れ』
どんな分野にせよ、
現在の能力レベルが10段階の2であるなら、
5に達するためには
まず3になる努力をしなければならない。
「千里の道も一歩から」始まる。
何事も一歩ずつしか進めないのだ。
(「7つの習慣」、スティーブン・R・コヴィー)
「千里の道も一歩から」は誰も知っている言葉ですが、
本当に実践している人となると実は少ないかも知れません。
店頭に並んでいる本のタイトルをみても、
「時間と労力をかけることなく、とにかく手っ取り早く」
ということを謳ったものが多いように感じます。
それだけ誰もが焦っているのかも知れません。
ただ、
「急がば回れ」
という言葉の通り、結局は地道に、着実に、一歩一歩歩み続けることが
結局は一番の近道ではないかと思います。
『マネジメント』
マネジメントするということは、
第一に成果をあげることについて考え、
第二に企業の中で
共通の課題に取り組むべき人たちを
組織することについて考え、
第三に社会的な問題、
すなわち社会的なインパクトと
責任について考えることであることを知った。
(「現代の経営」、ピーター・F・ドラッカー)
ドラッカーによれば、
「マネジメント」とは
成果を上げることであり、
そのために人を組織することであり、
それによって社会にインパクトを与えることであるということになります。
「マネジメント」という言葉を使う場合、
うまく人を使う、
あるいは組織を動かすという点のみにフォーカスすることが多いと思いますが、
「何のために」という視点が何よりも重要であるということを
改めて認識した次第です。