『知っていることに意味はない』

 

ひとは単に知っていることによって

知慮あるひとたるのではなくして、

それを実践しうるひとたることによって

そうなのである。

(「ニコマコス倫理学」、アリストテレス

 

 

知っていることに意味はなく、

実践して初めて意味あるものになる。

言葉にすると、

極めてシンプルですが、

このことを習慣化している人が、

少ないのではないかと思います。

『何のために生きるのか』

 

一番大切なことは

単に生きることそのことではなくて、

善く生きることである。

(「ソクラテスの弁明」、プラトン

 

 

「何のために生きるのか」

「何のために仕事をするのか」

この問いを常に忘れないことが、

これからの時代ますます大切なことになるのではないかと思います。

『問題解決の第一歩』

 

我々の直面する重要な問題は、

その問題をつくった時と同じ思考のレベルで

解決することはできない。

アルベルト・アインシュタイン

 

 

どんな問題でも、

無意識のうちに、

その問題をつくった時と同じ思考のレベルで解決しようとしてしまいます。

そのことに気づくことができるかどうかが、

問題解決の第一歩であると思います。

『急がば回れ』

 

どんな分野にせよ、

現在の能力レベルが10段階の2であるなら、

5に達するためには

まず3になる努力をしなければならない。

「千里の道も一歩から」始まる。

何事も一歩ずつしか進めないのだ。

(「7つの習慣」、スティーブン・R・コヴィー)

 

 

「千里の道も一歩から」は誰も知っている言葉ですが、

本当に実践している人となると実は少ないかも知れません。

店頭に並んでいる本のタイトルをみても、

「時間と労力をかけることなく、とにかく手っ取り早く」

ということを謳ったものが多いように感じます。

それだけ誰もが焦っているのかも知れません。

ただ、

急がば回れ

という言葉の通り、結局は地道に、着実に、一歩一歩歩み続けることが

結局は一番の近道ではないかと思います。

 

『事実と真実は違う』

 

誰でも、

経験や条件づけから形成されたパラダイム

頭の中の地図を通して

自分の生活や人間関係を見ているものである。

この頭の中の地図は、

現実の場所ではない。

あくまでも「主観的な現実」であって、

現実の場所を表現しようとしているにすぎない。

(「7つの習慣」、スティーブン・R・コヴィー)

 

 

誰でも自分が見ている世界が現実の世界であると思っています。

だからこそ、真実はいつも複数存在するのです。

その事実に気づくことができるかどうかは、

他者とWin-Winの関係を構築するうえで、

忘れてはならない大切な事実であると思います。

『パラダイムの力』

 

行動や態度という「葉っぱ」だけに

斧を向けるのをやめ、

パラダイムという「根っこ」を

何とかしなければ、

生活を大きく改善することはできないのである。

(「7つの習慣」、スティーブン・R・コヴィー)

 

 

 

生活を大きく改善しようとしても、

なかなかそれが実現できないのは、

知らず知らずのうちに行動を規定しているパラダイム

メスを入れていないからなのかもしれません。

 

パラダイムを変えることなく、

行動や態度を変えても、

気がつくとまた元に戻ってしまうのです。

 

それほど「パラダイム」は強力なのです。

 

『マネジメント』

 

マネジメントするということは、

第一に成果をあげることについて考え、

第二に企業の中で

共通の課題に取り組むべき人たちを

組織することについて考え、

第三に社会的な問題、

すなわち社会的なインパクトと

責任について考えることであることを知った。

(「現代の経営」、ピーター・F・ドラッカー

 

 

ドラッカーによれば、

「マネジメント」とは

成果を上げることであり、

そのために人を組織することであり、

それによって社会にインパクトを与えることであるということになります。

 

「マネジメント」という言葉を使う場合、

うまく人を使う、

あるいは組織を動かすという点のみにフォーカスすることが多いと思いますが、

「何のために」という視点が何よりも重要であるということを

改めて認識した次第です。