『怠惰』

今日は「怠惰」についての格言です。

 

〇「倦怠は人生の大患である。人々が絶えず人生の短いことを嘆くが、その実、人生は永すぎる。なぜなら、人々はその使い道を知らないからである。」

(アルフレッド・ド・ヴィニー、フランスの作家・劇作家・詩人。『サン=マール』、『詩人の日記』)

 

〇「われわれの怠惰を罰するには、自分の不成功ということ以外に、他人の成功ということがある。」

ジュール・ルナール、フランスの小説家・詩人・劇作家。『にんじん』)

 

〇「猫は魚を食べたいが、足を濡らすのは嫌である。」

(ジョン・ヘイウッド、イギリスの劇作家、『警句三百』)

 

〇「なすべき多くの仕事を持っているのでなければ、徹底的に怠惰を享楽することは不可能である。」

(ジェローム・K・ジェローム、英国の作家。『ボートの三人男』)

 

〇「われわれの本性は怠惰へ傾いている。だが、われわれは活動へと心をはげます限り、その活動に真の悦びを感ずる。」
(ヨハン・ヴォルガング・フォン・ゲーテ、ドイツの詩人・劇作家・小説家。『魔王』『色彩論』)

 

「怠惰」は人間の本性。

その本性を「習慣」で書き換えていくということは、「抵抗力」も大きく簡単なことではないかもしれません。

それゆえに、「習慣」による書き換えのプロセスは、人間的な成長の機会をあたえてくれるのかもしれません。