『自我』

今日は「自我」についての格言です。

 

〇「人間の持つものの中で、自分自身に基礎をおかぬ力ほど不安定で、はかないものはない。」

(「格言と反省」より)

 

〇「何人も他の者と等しくあるな。だが、みな最高のものに等しくあれ。どうしたら、それができるか。みなめいめい自己の内部に完成されてあれ。」

(「四季」より)

 

〇「自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる。」

(「温順なクセーニエン」より)

 

〇「人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。多くを知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。」

(「チェルターへ」より)

 

〇「自分を他の人の立場におけば、われわれがしばしば他の人に対して感ずる嫉妬や憎悪はなくなるだろう。また他の人を自分の立場においたら、高邁や独りよがりは大いに減ずるだろう。」

(「格言と反省」より)

 

自分を正しく理解することは、何よりも難しいことです。