『思い込みに気づく』

 

 

思い込みは、

あると気付いた時には

もう思い込んでおらず、

思い込んでいる間は

ある事すら知らない。

つまり人は常に何かを思い込んでいて

それに気付いていない。

為末大

 

 

確かに、思い込んでいる間は、

その思い込みに気づくことはなく、

何か思いもよらなかったことが起こった時に、

初めて思い込みがあったことに気づきます。

 

思い込みが良い結果をもたらすのであれば良いのですが、

そうでない結果をもたらすことが多いように感じます。

 

であれば、

「思い込みがないか?」

という問いをたて、

思い込みに気づく工夫をすることが、

良くない結果を回避する方法の一つになるかもしれません。

 

 

 

『出来事にどう反応するか?』

 

人は単に環境のみによって、

幸福になったり、

不幸になったりするわけではない。

感情を決めるのは、

私たちがその環境に対して、

どのように反応するである。

デール・カーネギー

 

 

出来事には良いも、悪いもない。

良い、悪いを決めるのは、

自分がその出来事に対してどう反応するかである。

知っていながら、

なかなかできない

ベスト10だと思います。

『今』

 

「今」

 

大切なのは

かつてでもなく

これからでもない

一呼吸

一呼吸の

今である

坂村真民

 

 

過去と未来のことばかりを考え、

「今」を疎かにしてしまいがちです。

コントロールできない過去と未来ではなく、

この瞬間に集中することを大切したいと思います。

『何と比較をするか』

 

他人と比較して、

他人が自分より優れていたとしても、

それは恥ではない。

しかし、去年の自分より、

今年の自分が優れていないのは、

立派な恥だ。

(ジョン・ラボック)

 

 

ジョン・ラボックが指摘するように

他人との比較は意味がなく、

やはり常に過去の自分との比較が重要であると思います。

 ”昨日よりも成長しているか”

そのことを常に問い続け、

その問いに対して、

 ”成長している”

と確信を持ってこたえることができる、

そのように毎日を過ごすことが何よりも大切なことであると思います。

『しっかりと反省する』

 

誰でもそうやけど、

反省する人は、きっと成功するな。

本当に正しく反省する。

そうすると次に何をすべきか、

何をしたらいかんかということが

きちんとわかるからな。

それで成長していくわけや、

人間として。

松下幸之助

 

 

反省するということは、

”言うは易し、行うは難し”

であり、

”喉元過ぎれば熱さを忘れる”

の言葉通り、

その瞬間は反省しても、

反省を次につなげるということはなかなかできないものです。

 

ただ、松下幸之助の言葉どおり、

反省し、

何をすべきか、何をしてはいけないか、

ということを心に刻むことができるかどうかが

成長できるかどうかを大きく左右する、

ということは間違いないと思います。

 

 

 

『行動することで、できることを見つける』

 

 

行動を起こせば、

失敗のリスクも生まれます。

失敗を恐れて

行動しない人もいますが、

行動することで「できること」を見つけ、

それを積み重ねていくことでしか

成功に近づくことができないのです。

(三木雄信)

 

 

”失敗を恐れていては何も生まれない”

ということを頭では分かっていても、

なかなか動くことはできません。

 

時間やお金などの資源も限られているため、

 ”できれば失敗は避けたい”

と思うことは決して悪いことではないと思います。

 

ただ、失敗を恐れるあまり、何もしないということは、

成功に近づくチャンスを自ら放棄しているということと同じだと思います。

 

もし何らかの結果を望むのであれば、

やはり行動するしかありません。

 

もちろん、行動しても、

うまくいかないこともあります。

ただ、行動しない限り、

何がうまく行き、何がうまく行かないかを知ることもできません。

 

三木氏が指摘するように、

行動することで、できることを見つけ、

それを積み重ねることが

成功に近づく道であるということは真理ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『延期はしない』

 

生きている間は、

何事も延期するな。

汝の一生は、

実行また実行であれ。

(ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ

 

 

「今日は疲れたから、また明日にしよう」

という悪魔のささやきの言う通りにしてしまうと、

貴重な時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

同じことを実行するのでも、

今日やるのと、明日やるのでは、その意味は大きく違います。

今日やれば、明日はその修正ができる。

明日やれば、修正は明後日にならないとできない。

たった一日の差ですが、

時間を積み重ねていくと、

それが次第に大きな差となってあらわれてきます。

延期するという言葉は、

忘れてしまう方が良いかもしれません。